【産業医が監修】仕事にいくのが限界のとき。会社の休み方、診断書のもらい方。

産業医が、会社に行くのが限界なときの、休み方、診断書のもらい方を解説しています。

会社にいくのが限界の時は、「休む連絡をする」「必要な書類を提出する」の2つが必要です。

体調が悪いので、会社とやり取りをするのも辛く、医療機関を探す、予約するのも大変です。

ここでは、いちばん負担の少ない、会社の休み方について説明します。

「休む連絡をする」

つらいですが、電話で会社に休む連絡をしましょう。ここで大事なのは、はっきりと「医療機関を受診するので今日と明日会社を休む」「次の連絡は明日の午後に、連絡します」と期日を言うことです。

「必要な書類を提出する」

診断書の提出が必要です。すぐに心療内科、精神科の予約をしましょう。

ここでポイントは、心療内科、精神科の予約がすぐに取れなくても大丈夫です。

まず内科の受診

心療内科の予約日が決まったら、今日、すぐに内科を受診し、体調不良なことと、次の心療内科、精神科の予約が必要なことを伝えます。そのうえで、診断書を内科で発行してもらいましょう。

例えば、頭痛や吐き気の場合には、内容として、片頭痛や胃腸炎など、診断名は精神疾患でなくてかまいません。ただし、受診時には精神的な症状も相談し、「心療内科、精神科を受診し、休業期間を相談するよう指示した」と追記してもらいましょう。

心療内科、精神科の受診

内科でもらった診断書を提出(とりあえず写メし、原本は会社に郵送)し、会社に、心療内科、精神科の受診日を伝え、その日まで、仕事を休業すると伝えましょう。

心療内科、精神科を受診すると、何らかの診断がなされ、主治医が休業が必要と判断した場合は、診断書が発行されます。

仕事に行く時間になると『吐き気がする』『おなかが痛くなる』は、医療機関の受診を。

「うつ、適応障害を疑うケースは、症状が持続する場合です。落ち込んでいたけれど、1日たったらまたやる気が出てきたという場合には、大きな心配はいらないと思いますが、些細な症状でも、持続する場合には注意が必要です。より具体的には、睡眠がとれない場合、食欲や食事のリズムに変化が出た場合、今まで楽しみにしていた趣味や娯楽への関心を失った場合には、医療機関への相談をおすすめします。うつ、適応障害の診断は、チェックリストや点数で簡単にできるものではありませんし、主治医に対してどれくらい真実や本音でお話ししてくださるかも個人差が大きいです。」

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