既卒の就活は在学中と違い何かと「定番」が変わってくるもの。
既卒の面接の場での「志望動機」や「自己紹介」について、表現の仕方や、参考用の例文をご紹介していきます。
こちらを参考にして、面接前に練習してみてはいかがでしょうか。
目次でざっくりチェック
既卒の面接!志望動機を聞かれたらどう答える?
志望動機を聞かれたら、答え方の定番は在学中の就活と同様です。
自分自身の経験を踏まえる+応募先企業の特徴や理念から魅力だと感じた点を絡める
既卒の面接でも志望動機は高確率で聞かれます。
志望動機を回答するためには、その企業について事前に情報収集をしてまとめておいて、さらには文章を事前に作り頭に叩き込んでおくことが大切になります。
何度も練習しておけば、面接当日に緊張していてもスラスラと回答することができます。
自己紹介ってどこまでするの?名前だけはダメ?
面接時(口頭)での自己紹介【例】
「本日は、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございます。〇〇と申します。現在〇歳(年齢)です。
最終学歴は〇〇年に〇〇大学を卒業しました。大学では〇〇を選考していました。(学業以外に何かPRできる活動をしていたならここで織り交ぜてもOK/ただし、バランスは要検討)
在学中は〇〇を理由に就活ができずor内定が出ず、既卒として就活をしています。現在は社会人としてのスキルアップを目指し、(例1:〇〇の資格の勉強をしています)(例2:〇〇でアルバイトとして就業しながら社会人経験を積んでいます)
本日はよろしくお願いいたします」
在学中の就活は「〇〇大学の〇〇と申します」という名乗り方が定番でしたが、既卒はもう卒業しているので大学名は名乗りには使えません。人事担当者は提出している履歴書で学歴を把握しているので大学名を付けなくても問題ありません。
ただし、「自己紹介をしてください」と言われた場合は、既卒は基本的に正社員としての職歴がないので、直近の卒業した大学と、選考を、名前&年齢の次に織り込むのが自然です。
そして既卒になってからも就活に対し前向きだという自己PRは、人事の目を惹きつけるために重要なので、「現在」就活のためにしていることを最後に伝えましょう。
人によって資格だったり、アルバイトでの社会経験だったり、こちらは分かれてきますが、あまり取り繕いすぎても何となく伝わってしまうものなので本当に自分が取り組んでいることを伝えましょう。
既卒の範囲はどこまで?ニートでも既卒に当てはまることはある?
既卒とは実は明確な定義づけがされているわけではありませんが、基本的に在学中に就職先が決まらないまま卒業し、卒業後も就活をしている立場(卒業してそのまま就活をしているので正社員の職歴なし)のことを指します。
卒業後も無職で就活を継続する方は少なくないので、広くいってしまえばニートも既卒に該当します。
ただし、既卒になってから年数が経過し、例えば4~5年経つと職歴がなくても「既卒」といえるかどうかは、企業側が判断する事柄になりますが、大抵の企業で既卒とは扱ってもらえない可能性が高いです。
実は既卒になって日が浅い期間であれば職歴がなくてもまだまだ就活のチャンスは多いもの。それが年数が経つほど既卒という名称は使えなくなっていくので、ある意味では既卒の就活は時間との戦いでもあります。
既卒の面接では自己認識とマイナスの言葉をいわないのが大切!
既卒に限らずどんな就活でもそうですが、面接の場ではマイナスの言葉をいわないことが大切です。
自ら望んで既卒になるパターンは少ないので、本心は「既卒になる前に内定が欲しかった」と、いう方が多いです。もし、そのような気持ちがあったとしても、あまりマイナスの言い回しで後悔をしている表現をしないようにしましょう。
とはいえ、既卒は「自らを客観視」できているか見られてもいるので、裁量は難しいところです。
在学中に内定が出なかった⇒「就活に積極的になれず就職先が決まらないまま卒業したことを悔いて、現在は既卒向けの就活セミナーに積極的に足を運び意識を改善しています」
例えばこのように、現実は現実で受け入れていつつも前向きな内容で伝えるのが無難です。
バイトの場合も既卒だと志望動機が面倒くさい?
就活中にアルバイトをするという方もいますが、アルバイトの場合は既卒だからといって志望動機は面倒ではありません。
「就活期間中にできるアルバイトを探していて応募した」という内容+その企業(アルバイト先)に惹かれた理由を述べれば問題ありません。
職種にもよりますが、基本的にアルバイトの面接官は就活の面接官ほど熱心に職歴や志望動機をチェックしているわけではなく、受け答え等からコミュニケーション能力をみていることが多いです。
まとめ!既卒の面接は準備が必要
既卒の面接は在学中と「定番」が変わることも多々ありますが、感覚さえ掴めば慣れます。
備えあれば患いなし。
事前にしっかり準備、練習をして面接当日を迎えましょう。
コメントを残す