新型コロナウィルスの感染拡大により先が見えなくなった就活市場・転職市場。
かつて大きな爪痕を残したリーマンショック以上の影響の長期化も予想されています。これからの転職活動に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
しかし状況が変化していったというなら『変化に適応すること』でより良い転職を実現できたり、これまでのやり方でも徹底的に探したりすることで乗り越えることができます。
今回の記事ではこの時期の転職活動の方法や向き合い方、そしてこれからの転職市場について解説します。
これからの転職活動に不安を感じている方に参考にしていただければ幸いです。
目次でざっくりチェック
コロナは転職のおすすめの機会
新型コロナウィルスが転職に良い影響を及ぼす・・・というのは、例えば転職先として希望しているのがドライバー職だったり、時世に合わせて一部株価が高騰している企業だったりするのなら追い風になる場合もあるでしょう。
しかしほとんどの転職希望者は新型コロナウィルスのせいで転職活動が滞っていると感じています。
転職活動のやり方も、これまでのやり方で通用する企業と通用しない企業と、両方出てきて転職希望者側も臨機応変さが必要になります。
そう、どうあがいても、どれだけ不満を感じても、『変化』が必要な状況に世界が陥ってしまったのです。
見方を変えれば、新しい状況下での転職第一世代になれたり、自分を磨いてスキルを身に着け成長できる可能性があったりします。
『だけどどう考えても新型コロナウィルスが感染拡大する前のほうがよかっただろう!』という意見もあるでしょう。
しかしもうこうなった以上は変化するしかないのです。
誰のためでもなく自分のために。
そして家族がいる方は自分と家族のために。
これを乗り越える強い意志を持って転職活動に向き合いましょう。
コロナによる転職への影響
新型コロナウィルスは大なり小なり多くの転職活動に影響を及ぼしているといっていいでしょう。
アメリカなどの諸外国では失業率が話題になっていますが、日本でも新型コロナウィルスをきっかけにした倒産や閉店などが発生し、リストラが現実として増加しています。
リストラが増加=求職者が増えるということなので、待遇の良い仕事の求人に応募が殺到する可能性が高まります。
新型コロナウィルス感染拡大後、全体で見た場合に求人情報が極端に無くなるということはないと考えていいです。
スーパーやドラッグストアの店員や、ドライバーやデリバリーの求人など、求人数と需要が増えている業界・職種もあるからです。
ただし、これまで日本は売り手市場・好景気といわれる時期が続いていました。
大学生の内定率も高く、就職でも転職でも『有利』だと油断していた層は決して少なくありません。
売り手市場・好景気といわれていたこの間までと同じ水準に戻っていくには時間がかかる可能性が高いです。
新型コロナウィルスをきっかけに市場の状況は変化し、解決の見通しはまだ立ちません。
すなわち新型コロナウィルスが収束しても、しばらくは就職・転職市場において売り手側が『不利』と感じる期間が長く続く可能性が高いのです。
この状況を乗り切るためには強い意志と根気が大切になります。
1、採用活動を一時停止した企業が増加
新型コロナウィルスをきっかけに、これまで出していた求人募集を停止した企業は多いです。
永久に停止するというところは少なく、基本的には新型コロナウィルスの収束に伴い求人募集を再開したり、収束からしばらく経過してから再開予定だったりというところがほとんどです。
新型コロナウィルスが収束するまで転職活動自体を辞めるという求職者もいますが、関係なく継続していくつもりという求職者もいます。
自分自身が後者に該当する場合は、『情報収集』が転職の行方を左右します。
企業側は急に採用活動を停止したり、反対に急に再開したりする可能性があるので、転職活動に使う転職サイトはこまめにチェックし、転職エージェントを利用する場合は転職エージェントの担当者とこまめに連絡を取り合うようにしましょう。
最新の情報に乗り遅れないことが、転職活動において大切になります!
2、内定取り消しをせざるを得なくなった企業が増加
既に決まっていた新卒の内定や転職の内定の取り消しが増加していることが問題になっています。
企業側も新型コロナウィルスというまったく予想していなかった状況により、仕方なく内定取り消しをしています。
そのため『内定取り消しされた』と企業側に文句を言ってもどうしようもならないことがほとんどで、国の給付金などを利用して対応していくことを考えなければいけません。
内定取り消しや仕事が減ったことによる経済的な打撃がある場合は、国の給付金の制度を調べて申請しましょう。
すぐに生活ができなくなるというわけではないものの、できるだけ早く代わりの仕事を見つけたいということであれば、転職エージェントに相談しましょう(新卒の場合でも相談できます)
転職市場が打撃を受けているとはいえ、求人が無くなったわけではなく、新型コロナウィルス感染拡大後に求人を出し始めた人手不足の企業もあります。
とにかく情報収集して、応募などの準備をしていくのが良しです。
個人で企業の求人を調べて直接応募した場合でもオンラインの面接を求められることが増えています。
ただ、これまでオンライン面接は経験したことがないという方は少なくありません。手順や、より良いやり方がわからず困惑してしまうという方は、転職エージェントを利用するほうが転職活動をスムーズに進めやすくなります。
3、そもそも企業自体が倒産したケースも
新型コロナウィルス感染拡大後、これを原因として倒産した企業が出てきています。
特に打撃を受けていることで知られているのは旅行業界や航空業界、エンタメ業界などです。
反対にゲーム業界や小売りなどは業績が伸びているところもありますが、生活必需品系ではない業界は、倒産まではいかなくても外出自粛ムードにより厳しい状況に置かれているところが多いです。
企業が倒産する=失業者が増えます。
そうなると転職活動をする層が増えて、求人に対する応募倍率が大幅に跳ね上がる可能性もあります。
新型コロナウィルス感染拡大により『転職活動が厳しくなる』というのは、単純に求人情報が減りやすい・・・ということだけでなく、転職希望者が増えることも一因となります。
倍率が上がるということも踏まえて、とにかく採用がスピーディーそうな求人や、応募者が集まりそうではない求人に限定して応募するというのも1つの手段です。
自分のスキルに自信があってどれだけ倍率が高くても選ばれる自信がある場合は、求人を限定的に選ぶのもありです。
しかし正直自信がないけど、早く転職をしなければいけない・・・というときには、応募が少なそうな求人にも注目です。
応募者が多いか少ないかを掲載情報の中でわかるようにしている求人サイトもありますが、全部が全部そうではありません。
待遇が良い企業は人気が出やすいですが、どこのエリアかとか細かい条件でも人気度合いは変わります。
企業側の人間でない限りそういう面を細かく把握するのは難しいので・・・
情報を確保するためにも転職エージェントを活用したり、ハローワークに相談したりするのが無難です。
特に転職エージェントは求人募集中の企業について、推薦したり状況を把握したりもできるので、心強い味方になってくれます。
転職サイトはいろいろありますが、
dodaとマイナビへの登録が基本です。
転職活動出来ないと嘆く前に考え方の転換!『自分磨き』の機会
転職活動できない・・・と、嘆きたくなっている転職希望者もいるはずです。
確かに以前と比べて状況は変わりましたが、転職市場が無くなったわけではありません。
求人はまだ掲載され続けています。
探す⇒とにかく応募⇒内定を目指す
というのを数打つ覚悟でこなしていきましょう。
マイナス部分に視点を当てればきりがありません。しかし視点を変えれば『自分磨き』できる機会でもあります。
外出自粛ムード下でも転職活動を継続している方は、お家にいようが日々忙しく感じているかもしれません。
新型コロナウィルスが収束するまでとりあえず転職活動を休止しているという方はお家時間を暇に感じているかもしれません。
そのどちらに該当しても、自分磨きに取り組むのがおすすめです。
特にこれから変化する転職の形や、企業が求める人材の形は、長く定着する可能性があります。
世の中が求めるものに合わせて、自分を変えたり伸ばしたりしていったほうがいいのです。
自分の希望職種に関連するビジネス資格の勉強をしてみたり
パソコンが不得意な方はパソコンの本でこの機会にじっくり勉強してみたり
SNSを使ってこなかった方はSNSの使い方や注意点を学習してみたり
メンタルコントロールなど、直接的に業務に関係あるわけではないものの人生を豊かにすることを学んでみたり
この状況だからこそ、これまでの勉強により力を入れたり、これまでとは違う勉強をしてみたり。
自分磨きを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
自分磨きのメリットは単純に知識が増えるとか心が豊かになるとか以外に、自信に繋がるという部分があります。
新型コロナウィルス感染拡大後は精神的に落ち込みやすくなったと感じる方が増加しているので、自信を付けたり伸ばしたりすることは非常に大切です。
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自信を付けることによって転職活動に良い影響を及ぼす可能性が高いです。
理由は、これからの転職活動は今まで以上に『自分の魅力を伝えること』『堂々とした態度』『はっきりとした態度』が必要になります。
なぜなら面接が対面⇒オンラインになり、それが定着していく可能性があるからです。
オンライン面接では、対面面接と比べると細かい仕草やその場の雰囲気が伝わりづらいことから、自分のことを伝える能力はこれまで以上に見られやすく重視されやすくなります。
というか、上手く伝えなければ採用担当者に注目してもらえない可能性もあります。
単純に手段が対面⇒オンラインに変わるだけでなく、オンラインにはオンラインだからこそのアピール方法があります。
空気で伝える・・・というやり方は通じづらくなる可能性があるので、そもそも自信がある方のほうが採用担当者に注目してもらいやすくなります。
自分磨きをすることで、めぐりめぐってこういう部分までメリットが繋がる可能性があるのです。
■これからの転職活動はオンラインの定着率が上がる可能性が高い■
これまでは企業の求人に直接応募しても転職エージェント経由で応募しても、対面面接が基本でした。
しかし新型コロナウィルス感染拡大により、徐々に『オンライン』での面接を必須化している企業も増加しています。
転職希望者は、SkypeやZOOMなど、オンライン面接に対応できる環境を整えておくことが大切です。
ちなみに企業によっては一次面接、二次面接、最終面接と、2~3回の面接をこなしてから内定を出すところもあります。
その場合一次~二次まではオンライン面接だけど最終面接については対面面接が必須・・・という企業もあります。
それは全部の企業が一律ではなく、企業によって変わります。
サクッとオンライン面接を1回行って即内定という企業もあるので、企業が求める面接の形にしっかり対応するようにしましょう。
『好奇心』『持続性』『楽観性』『柔軟性』『冒険心』が大切!
自分を磨くためには『好奇心』『持続性』『楽観性』『柔軟性』『冒険心』が大切です。
知識を詰め込むのもありですが、ワクワクした気持ちや好奇心を持てるほうが脳が活性化します。
どんな自分磨きも、まずは持続性が大切!
面倒くさいと感じる日があっても、落ち込んでやる気がなくなっている日があっても、上手くバランスを取りながら努力を継続していかなければいけません。
例えばスポーツ選手の場合、練習を1日でも完全に休んでしまうと取り戻すための時間が必要になり周りに後れを取るといわれています。
とはいえ自分磨きはスポーツではないので、完全に休む日があってもその他の日で調整していけば大丈夫!
持続性を大切にしつつ、思いつめないことも大切です。
先が見えない社会になっていて、悲観的な未来予想なども出てきていますが、気にしてしまう方はそういう情報をあえて『避ける』という選択もしましょう。
必ず状況は好転すると楽観性を持つのも大切なことです。
楽観性を持ちすぎてそもそも努力しなくなっては本末転倒ですが、心は100%張り詰めすぎずに、程よいガス抜きというバランス感が大事。一気に加速してもガス欠するので無理のない範囲で上手くこなしていきましょう!
新型コロナウィルス感染拡大によりこれまでの世界の常識はコロッと変わってしまいました。
これまで地位の象徴だった富も、1人が独占するよりみんなで分け合ってみんなで乗り越えようというスタンスに変化してきています。
どれだけ富があっても、社会が機能していなければ意味がないからです。
これは少し前の世界では考えられないことでした。
変化はある日突然起こります。
一般的な変化は些細なものが細々とですが、新型コロナウィルス感染拡大により大きな変化が巻き起こり、人間はそこに対応していかなければいけません。
そのために必要になるのが、これまでの常識だけに振り回されない柔軟性です。
これまでの当たり前が、当たり前でなくなる変化は既に起こってしまいました。
もしも過去に『こういうことが起こる』といわれたとしても、信じる人は少なかった種類の変化でしょう。
変化を受け入れ、変化に合わせて柔軟に知識を増やしたり視野を広げたり。そういうことができれば自分磨きもスムーズに進みます。
そして変化が当たり前に起きた世の中です。
これからも変化があるかもしれません。
誰にもこれからの世界はわかりませんが、どう変化しても向き合って適応していくし、リスクを取ることも時には辞さない。
そういう冒険心も大切になります。
冒険心が成長を促すこともあります。
冒険しすぎてもダメな場合もありますが、自分磨きのためにこれまでと違うことをしてみるというのもありです。
新型コロナで変わった転職活動の方法
新型コロナウィルス感染拡大により変化した現代の転職活動。変化したものは仕方ないので、転職希望者は現代に合わせて自分も対応していかなければいけません。
そのためには『現代の転職活動の方法』を知ることが大切。
さっそくこれからの転職活動について確認していきましょう!
その前に、まずはこれまでの転職活動の方法の基本をおさらいしていきましょう!
■これまでの転職活動■
面接方法=対面での面接を行う企業が大半(通信会社やメディア系など一部オンライン面接で一次面接の企業もあった)
転職活動にかかる期間=早くて2~3週間、平均で2~3ヵ月。キャリア転職を目指す場合、現職を継続しつつ時間をかけて探す層が多いので、それ以上の期間かかる場合もあり。
働く場所=事務や営業補助、ITなどのパソコン仕事の場合はオフィスへの通勤が世の当たり前。IT業界などではリモートワークも進みつつあったり、外資系企業などは一部コールセンター業務の在宅ワーク化を実現していたりしたものの少数派なのが現実。
転職希望者に求められる経験やスキル=やる気を重視する傾向が強め。売り手市場ということもありやる気があれば未経験やスキル無しでも挑戦しやすい求人も多々あり。
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上記ではこれまでの転職活動の流れの『常識』だったことに触れました。
面接方法も就業の方法も、イメージくらいは誰もが把握しているほどにお馴染みの内容になっていた日本の転職活動。
新型コロナウィルス感染拡大をきっかけにどう変化しているのか・・・というか、既にどう変化したのかを確認していきましょう。
面接はオンライン面接へ
新型コロナウィルス感染拡大をきっかけに面接はオンラインへ移行し始めています。
理想をいえばどの企業も『対面面接できちんと人材を判断したい』と考えています。
しかし求職者の健康上の安全はもちろん採用担当者や社内の人間たちの健康上の安全を守るために、オンライン面接へ移行せざるを得ない状況にあるのです。
オンライン面接の他に電話面接も登場しています。
人手不足ですぐにでも働いて欲しい案件などは電話面接でスピーディーに内定が出るケースもあります。
また、求職者側がオンライン面接できる設備を自宅に所持していないケースもあるので、通常はオンラインで画面越しに会話したいものの時と場合によっては電話面接を実施するケースもあるようです。
これから転職活動で面接に臨む方は、オンライン面接を受けられる設備を整えておくほうが無難です。
設備がない、パソコンやタブレットを準備するのは金銭面的に難しいという場合は、転職エージェントやハローワークに相談しましょう。
個人で応募する場合は、応募先企業がオンライン面接を求めて来た場合、正直に事情を説明しましょう。
新型コロナウィルス感染拡大は誰にとっても、企業にとっても緊急事態です。
仮にオンライン面接をする設備がなくても正直に伝えれば話を聞いてくれる企業は多いです。
とはいえ設備が自宅にない場合は、求人募集を出している企業側とコネクションを築いていたり信頼関係があったりする転職エージェントが間に入ってくれるほうが話を上手に通してくれやすいです。
設備が完全にばっちり!という場合でも、こんな時期だからこそ間に入って企業と繋いでくれる転職エージェントは非常に魅力的で心強い存在です。
通常時は転職エージェントを使わない・・・という方も、新型コロナウィルス感染拡大により変化した転職活動を乗り切るために、転職エージェントへの申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
企業によっては内定までにかかる期間が長期化
新型コロナウィルス感染拡大により企業側がこれまで通りのスケジュールで動けなくなっている状況が増えています。
これは面接に限らず、ビジネスの面でも話し合いのうえ延期をしたり、延期せざるを得なかったり。
新型コロナウィルス感染拡大前よりも『色々なこと』が遅れやすくなっています。
新型コロナウィルス感染拡大前の転職活動といえば、早い方&企業は1週間でも内定が出ることがある⇒勤務開始
というところもありました。
転職活動は新卒の就活と違い、現職で勤務しつつ並行して求人を探し応募していくやり方をする方が多いので、平均で見ると2~3ヵ月ほどかかっていました。
その平均が・・・新型コロナウィルス感染拡大後は変動すると見られています。
これからの転職活動は3ヵ月以上の長期化にいたる可能性があります。
もちろん企業によってまちまちなので、1週間で内定を出すところもまだまだあるでしょうが、全体的に見ると期間が延びていく可能性が高いです。
企業によっては突然のリモートワークで、準備不足の中社員たちが在宅で仕事を開始したところが少なくありません。
そのためこれまでの業務をこれまでと同じやり方でできなくなったものもあり、時間がかかっていることが悩みの種の企業も続々。
一般的な業務でもそうですが、採用分野でもそうです。
特に転職希望者の応募情報は個人情報です。
リモートワークが進もうとも社員が自宅に持ち帰ることはできない情報なので、採用活動もリモートワークにより進捗が遅くなった業務の1つになってしまうわけです。
リモートワークを急遽どんどん導入した企業ほど、新規の採用活動は遅れが出る可能性があります。
リモートワーク・在宅ワークを前提とした企業の増加
新型コロナウィルス感染拡大後で、幅広くリモートワーク・在宅ワークが広がっています。
既に社員になっている層へのリモートワーク指示はもちろんですが、これから転職活動をして入社する層にもリモートワーク・在宅ワークが求められる可能性があります。
週〇日はオフィス勤務、週〇日は在宅ワークと、オフィス&在宅混合での勤務スタイルになる企業もあるでしょう。
研修期間を終えたら即フル在宅というところもあれば、最初から在宅オンリーで依頼してくるところもあるかもしれません。
これからの転職活動を乗り切る・・・だけでなく、乗り切った後に企業の一員として求められるには、在宅での仕事環境を持っていたほうが有利になるケースも出てくるでしょう。
オフィスで仕事する場合と違い、在宅だと大変な部分もあります。
仕事について気軽に質問しづらいとか、ちょっとしたコミュニケーションも取りづらいからストレスが溜まるとか、そういうのももちろんですが・・・パソコンとかオフィスチェアとか、文房具とか・・・そういう部分でも自宅はオフィスよりやりづらいと感じやすい環境です。
仮にリモートワーク・在宅ワークを求められたとしても、求められることをこなしていくには!
これからは自宅のパソコン周りの環境を整えること・・・も、大事な転職準備といえるかもしれません。
求められる経験やスキルはどう変わった?
転職希望者に求められる経験やスキルも、新型コロナウィルス感染拡大後は変わっていて、今後もっと変わっていく可能性があります。
これまでは売り手市場といわれ、新卒および転職希望者に有利な状況下が長く続いていました。
企業側は、総合的に判断して欲しい人材を絞り込んでいくところがあったり、人材を確保したい思いが強いことからとにかくやる気さえあれば採用して様子を見たりしていくところもありました。
しかしこれからはこれまでのようなスタイルだけでなく、より経験やスキルのある人材を重視して採用していく企業が増えるでしょう。
新型コロナウィルス感染拡大によりリストラや倒産、内定取り消しなどもあり、求職者が増加しています。
求人に応募が殺到する=選ぶ側の企業が有利になります。
これまでの売り手有利の状況とは真逆になってしまったわけです。
数いる応募者の中から企業が採用する人材を選ぶなら、やる気があるのはもちろん、『その人物は何ができるか』までじっくり見て判断される可能性が高まっていきます。
企業や職種にもよるでしょうが、転職希望者は『自分の強み』を明確に把握することが大切です。
難しい資格を持っていたら、対応する業種の中では有利でしょう。
しかし世の中それだけがスキルを判断する方法ではありません。
これからの経験をアピールして魅力的な人材だと伝えたり、新しいことを吸収しようと努力する姿勢を示したりしてカバーすることもできます。
コロナによる時代の変化!転職活動はどう変わる?
新型コロナウィルス感染拡大による変化。これからの転職活動において必要な事前準備や情報収集や書類作成などの方法はどうなっていくのか、既にどうなっているのか。
下記ではそちらについても確認していきましょう。
事前準備の方法
新型コロナウィルス感染拡大前までは『なんとなく転職したい』とか『今より少しでも好待遇になればいい』などの理由で転職活動を開始する層もたくさんいましたが、これからの転職活動はきちんとした動機があるべしです。
転職の動機を面接時&応募書類でしっかりと伝えることが大切。
しかし面接で即座にいい解答が出てくる人は少ないでしょう。
そこで事前準備としてきちんと志望動機、転職理由の伝え方、言葉の選び方も考えておく必要があります。
自分がこれまで積み重ねてきた経験やスキルに向き合い認識して、そこにこれからどうなりたいか、転職先企業で何をして、最終的にどうなっていきたいかを伝えるようにましょう。
目的、希望、夢、そういうものを明確に伝えることができれば『働くことに真剣に向き合っている人材だ』と認識してもらいやすくなります。
新型コロナウィルス感染拡大前の時代でもこれは大切なことでしたが、これからはこれまで以上に厳しく面接する企業も出てくるでしょう。
力を込めて対応していくことが大切です。
転職の情報収集の方法
これからの転職活動では情報収集で状況が左右される確率が高まります。
これまでの転職活動だって情報収集は状況を左右してきましたが、新型コロナウィルス感染拡大後は企業の採用スケジュールが変更になったり、これまで募集が普通に行われていた企業が募集を見合わせたりと状況が変化しやすくなっています。
常に最新の情報を入手しておくことが大切なのです。
このような状況だからこそ、今意識したいのは『最初から転職希望業界・職種を絞り込みすぎないこと』です。
求人への応募倍率も上がる可能性がある時期だからこそ、最初から『これ!』と限定してかかると、企業側の状況変化により求人が少なくなった場合などに影響を受けやすくなります。
リスクを減らすために、新型コロナウィルス感染拡大前だったら『そこまで範囲は広げていなかったかも』という業界・職種まで広げて転職候補にしていくのもいいでしょう。
可能性を広げるかもしれません。
転職希望の範囲を広げるぶん情報収集も広範囲で熱心に行っていきましょう。
リクルートエージェントは業界最大級の求人数!リクルートエージェントは、その求人数が最大の魅力です。転職活動をする人のほとんどが登録します。
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これからの転職活動でもう1つ意識したいのは『高望みをしたい場合どうするか』ということです。
これまでの売り手市場の中では、仮にスキルや経験が不足していてる高望みの状況での企業応募でも、準備次第&熱意の伝え方次第で内定を勝ち取れる可能性も・・・意外にありました。
しかしこれからは高望み⇒内定という状況は、これまで以上の狭き門になっていくでしょう。
どの業界や企業を狙っていくにしても緻密な準備と情報収集が転職活動を乗り切る近道になります。
1人でネットなどを活用して情報収集していっても情報量は心配なので、できれば最初から情報を豊富に把握している転職エージェントを活用するようにしましょう。
書類作成&応募
転職活動において作成する書類の内容、応募する書類の内容は、新型コロナウィルス感染拡大後の転職活動でも同じです。
応募書類をオンラインでの送付に指定する企業は増えていくかもしれませんが、内容自体は変わりません。
自己PRを取り入れながらしっかり作成するようにしましょう。
職務経歴書はわかりやすく、見やすく、時系列順に整理されていることが大切です。
各転職エージェントのサイトや、転職求人情報サイトの中にコラム形式で『職務経歴書の書き方』が掲載されていたり、解説が掲載されていたりします。
『職務経歴書の書き方がまったくわからない』という方は、サイト上で基本を確認して作成していくといいでしょう!
『今は書き方がわからないけどクオリティの高さを求めたい、追及したい』ということであれば、書類作成をサポートしてくれる転職エージェントを利用するのがおすすめです。
新型コロナウィルス感染拡大後は転職エージェントのサポートの仕方もオンラインでのやり取りメインにしていますが、それでもアドバイス力はそのままです!
転職希望者が希望期間中に転職できるようしっかりサポートしてくれます。
転職エージェントを通さず個人で求人へ応募する場合は、気になる求人を発見した瞬間に応募できるよう、履歴書と職務経歴書はデータで準備しておくのが良しです。
コロナで状況が変わっても相談しやすい転職エージェント
新型コロナウィルス感染拡大により転職市場が変わっても、転職エージェントは営業しています。
転職活動をしていくなら、今も相談しやすい転職エージェントを選んで頼ってみてはいかがでしょうか。
続いては!今でも、これからでも、転職活動を徹底的にサポートしてくれて相談しやすい転職エージェントをピックアップしてご紹介します。
doda
doda(デューダ)は20代からの人気が高い転職エージェントです。
注目のポイントは、転職エージェントのアドバイザーに求人を紹介してもらい二人三脚で転職活動をしていくスタイル(一般的な転職エージェントのスタイル)と、自分で求人を検索して自発的に応募していく求人サイト的なスタイル、1つのサイト内で両方のやり方を使えることです。
転職エージェントは利用しつつ自分でも求人を検索して気に入れば応募したい・・・という方にとってみれば最高に便利なサービスですよね。
求人取り扱い数も豊富。
対象エリアは全国で、転職アドバイザーも親身になってくれると評判です。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは求人情報サイトでお馴染み、CMでもお馴染みのマイナビが運営している転職エージェントです。
20代の転職希望者に人気があり、書類添削はもちろん模擬面接など親身になってくれるサポート体制が高評価を獲得しています。
幅広い業界の情報に精通している総合型の転職エージェントではありますが、IT業界に強いサービスなどもマイナビグループの中で持っているので、『この業界に行きたい!』という強い希望がある方にも使いやすい転職エージェントです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職業界の中でも大手で存在感を発揮。20代~40代など幅広い年齢層から支持されています。
リクルートエージェントはその知名度を生かして各企業との太いパイプを築いているので、応募先の企業の社内の雰囲気などを知っている確率も高め。
転職するにあたり次の職場は雰囲気が良いか、自分に合った社風かどうか・・・などを非常に重視する方にとっては特に便利に感じやすい転職エージェントでしょう。
また、リクルートエージェントは公開求人・非公開求人ともに取り扱っている量が豊富です。
選択肢を広げたいなら心強い存在!
もちろん応募書類の添削やアドバイスなどのサポート体制もばっちりです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTもリクルートエージェントと同じく大手のリクルートグループが提供するサービスです。
リクナビNEXTの場合は転職エージェントではなく転職求人の検索や応募ができる転職サイトという仕様になっています。
転職エージェントを利用してアドバイザーと二人三脚で転職活動するのは・・・面倒・・・と、感じる方や、マイペースに転職活動していきたい方向きです。
とはいえリクナビNEXTはサイト内のコラムや記事などで転職に役立つ知識や情報、書類の作成方法なども公開してくれているので、転職初心者でも上手く活用すれば快適な転職活動を目指すことができます!
ちなみにリクナビNEXTにはスカウト機能もあり、企業側からスカウトが来れば優先的に面接を受けられたり初期面接を飛ばしていきなり最終面接に進めたりします。
転職サイトではありますが機能性が魅力なので、ニーズによっては押さえておきましょう!
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他にも転職エージェントは色々あり、ハイキャリア転職に特化したものや特定の業界に特化したものなど、状況に合わせてどこを選択するか決めることもできます。
上記でご紹介したところはいわゆる総合型で幅広い業界・職種の求人の紹介が可能。実績豊富でノウハウも豊富なので、新型コロナウィルス感染拡大後の状況下でも臨機応変に転職希望者をサポートしてくれます。
気になるところに1つ、もしくは複数でも、まずは登録してみるのはいかがでしょうか。
正直今の転職は厳しい?
新型コロナウィルス感染拡大後の転職活動について、『厳しい』と感じている転職希望者は増えています。
数字やデータで考えるなら新型コロナウィルス感染拡大前より確実に厳しいと出るでしょう。
その陰で、このような状況下でも希望通りの期間内に転職先が決まる層もいます。
状況は状況で仕方ないので、臨機応変&柔軟に対応しつつ自分の希望期間内に転職活動を終了できるように目指していきましょう。
『まとめ』転職を決意している方は自分磨きをして前向きに取り組もう!
今回の記事では、新型コロナウィルス感染拡大後の転職活動に視点を当てて詳しくご紹介しました。
求人募集をしていた企業側も予想していたなかった緊急事態であり、影響を受けたと感じているのは転職希望者も企業側も同じです。
この状況下で上手く転職活動を進めるには情報収集が肝心!
情報収集だけでなく様々な面でサポートしてくれる転職エージェントを活用し、この時期でも希望期間内に転職を目指しましょう!
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