新卒や一般の転職希望者の他に、『第二新卒』というカテゴリーがあります。
第二新卒はやばいといわれたり、むしろ良いといわれたり意見が割れています。
実際のところ第二新卒だとやばいのでしょうか。今回の記事で詳しく迫っていきましょう!
第二新卒で転職はやばい?
第二新卒とは、すなわち新卒で入社した企業を(理由はどうであれ)続けないで別の仕事をしようとしている人なので、企業によっては『採用したくない』と受け止められても不思議ではありません。
しかし第二新卒になるにも、背景は様々です。
キャリアアップや成長したいという前向きな理由&それを実現するために本当に必要だったから第二新卒になったのか、それとも単に仕事に飽きただけなのか、就職した企業側の問題で人員が削減されてしまい致し方なく転職活動をしているのか・・・
どういう背景で第二新卒になったかによっては、むしろ歓迎されるケースもあります。
そのため第二新卒=やばいという意見もあれば、第二新卒=良いという意見もあるのです。
意見が割れているのにはそういう理由もあるのですね。
第二新卒はやめとけといわれる理由
第二新卒であるということは、せっかく新卒で就職した企業を3年未満で辞めたということ。在職期間が短ければ短いほど『なんで?』というのが気になります。
一般的な転職希望者と比べ、わざわざ短期間で職場を替えたがるというのは、ワガママなのではないか、他人と上手くコミュニケーションが取れないのではないか、仮に採用してもすぐに不満を抱えるのではないか、すぐに辞めてしまうのではないかなどなど。
ネガティブな心配ごともわいてくるものです。
企業が人材を採用するにあたってはお金がかかります。ダメならダメでいいやとホイホイと雇えるところは多くないので、そういう部分はどうしても心配になっちゃうのですね。
第二新卒は使えないといわれる
第二新卒は使えないと考えている企業・採用担当者もいます。
第二新卒だから使えないというわけではありませんが、『逃げるために辞めた』と思われてしまうとそういう印象を持たれることもあります。
対策としては、そういう印象を持ってくる企業や採用担当者がいることは事実として受け入れて諦めて、とにかく自分のことを見てくれる企業を探して応募することです。
=よほどハイスペックな第二新卒の場合を除き、1社や2社を候補にするのではなく数打つ覚悟は持ちましょう。
第二新卒のコロナの扱い
新型コロナウィルス感染拡大により、就活・転職活動は様相を変えました。
面接が完全オンラインになった企業が増えたり、転職エージェントに登録しても担当者との面談や書類作成のやり取りが全てオンラインになったり。
変化はそれだけにとどまらず、一時的に求人をストップした企業もあります。
特に打撃を受けた業種(観光・外食・エンターテインメント)などは採用再開の見込みが立っていないところもあるそうです。
求人は減っているのに対し、新型コロナウィルス感染拡大をきっかけに求職者も増えていることから、福利厚生が良い仕事は応募者の競争が激しくなっています。
企業のスタンスが『第二新卒を魅力的に感じる』というものであれば、第二新卒でも採用してもらえる可能性は高いですが、経験を求められる職種や企業では第二新卒は不利になります。
新型コロナウィルス感染拡大という歴史に残る危機により、第二新卒は影響を大きく受ける層が多いと予想できます。
現在、就業していて、就業しながら並行して転職活動を行っていきたい第二新卒の方は、『本当に今転職活動をするべきか』現職の条件・状況などを総合的に判断する必要があります。
新型コロナウィルス感染拡大のようなトラブルがもう発生しないとは限りません。スキルアップを目指すことで、時代の波が荒れても求められやすい人材になっていくことは可能です。
転職をするべきか、しないべきかは、まだ行動に移していない第二新卒の方にとっては熟考ポイントです。
第二新卒はフリーター扱い
企業によっては第二新卒はフリーターと同じ扱いになるケースがあります。
第二新卒は最大で3年くらい正社員経験があるので、そこまでいけばフリーター経験のみのケースよりは社会人らしさがあると判断されるでしょう。
しかし1年未満の退職で第二新卒として就活をしていると、フリーターと同じ扱いになる可能性はあるということは理解しておきましょう。
誤解しないでおきたのは、フリーターと同じ扱いだからダメということではありません。
初任給などへの影響や企業側からの期待値が変わるリスクはあるものの、個人に魅力ややる気があればカバーしていくことはできます。
そもそも第二新卒とはいつからいつまで?
第二新卒は、新卒で入社して~3年以内に退職して就活、もしくは現職は継続しつつ転職活動をしている層のことです。
厳密には『〇年まで!』という年数が決まっているわけではありませんが、現在の就職・転職業界では入社1年~3年なら第二新卒として扱うという流れになっています。
『第二新歓迎』と求人情報を出している企業もあるので、あえて第二新卒の期間中に転職活動をする(新卒で就職した企業で長く経験を積まずに転職活動をする)若手もいます。
これが吉になるかどうかは本人のモチベーションや求めるもの次第といったところで、第二新卒だとむしろマイナスになると判断して、新卒で就職した企業で3年間は耐えるという層もいます。
第二新卒が転職したくなる理由
『第二新卒に該当する勤続年数だけど、もう転職したい』と考えてしまうとき、そこには理由があります。
一般的にどういう理由で転職が頭によぎるのか、以下でチェックしていきましょう。
- 入社してみたら、入社前に予想していたイメージと全然違った
- 職場でのコミュニケーションを上手くとれない
- パワハラ、セクハラ、人間関係が悪い
- スキルアップしづらい環境
- ブラック企業だった
- 明確な理由はわからないけど毎日精神的な調子が悪い
新卒で就活していたときは『この企業はこういう感じ』というイメージを構築するものです。そしてワクワクしていたのに、実際に入社してみたら全然違ってガッカリした・・・
こういうのも第二新卒が転職を考えるきっかけです。
企業についての情報収集不足だった場合もありますし、企業自体が就職希望者向けに全然違うイメージを見せていたケースもあるでしょう。
職場のコミュニケーションが上手くとれないときも、大抵の人間にとっては大きなストレスです。特に新卒で入社=学生上がりで経験もなく、必然的に立場も下になるので周りの顔色はうかがってしまいやすいです。
周りのことが気になるのにコミュニケーションが上手くいかないと・・・すっごくストレスです。行動に移すかは別にして、辞めたくなる層もいるでしょう。
その他の理由も、何となく『辞めたい理由』としてイメージしやすいものではないでしょうか?
中には、すぐに辞めたほうがいいものもあります。
ブラック企業であることが理由だったり、明確な理由はわからないけど毎日精神的な調子が悪かったり(一時的ではなく継続して悪く、休日も不調)するときには、親でも友達でも信頼できる人に相談して冷静なアドバイスをもらうべきです。
転職や退職の決断をする前に自分の気持ちに向き合って考えよう
一時的な感情の高まりで退職してしまい後悔する層というのは、古今東西どこにでもいるものです。
感情が高まったときでも、将来のビジョンや現在の経済的な事情などを総合して、『本当に退職したいか』よくよく考えましょう。
迷いがあるなら、一旦様子を見るのもありです。
本当に転職することで解決するのか?
問題によっては、辞めて解決しない場合もあります。
例えば自分の振る舞いなどから人間関係が上手くいかない場合は、転職しても新しい職場で同じような状況を作り出しやすいです。
また揉めたからと辞めていると、腰を落ち着けられなくなります。
転職することで100%解決するものもあれば、解決しないものもあります。
自分の状況はどうなのか、冷静に考えることが必要です。
転職や退職をして後悔しないか
転職や退職をして後悔してしまわないように、転職したら新しい職場ではどういう仕事をして、毎日どういうスケジュールで生活するかなど、イメージしてみるといいでしょう。
イメージしたものにワクワクできるなら、後悔する可能性は下がります。
しかし不安や迷いが強いなら、自分の心が『ちょっと待って』といっているサインかもしれません。
考えて結論を出すことが大切です。
第二新卒の転職では大手は難しい?
現実的な視点で考えると、有名大学を出ていて有名大手企業に新卒で就職したけど、第二新卒で転職する・・・という場合、案外スムーズにいく場合もあります。
特に理系の研究職などは、学生時代に研究で評価されているなどの要素があればサクッと転職できることも。
しかし第二新卒で大手に行くのは難易度が高いケースも多いでしょう。
特に企業規模が下回るところから有名大手に第二新卒で転職というのは、よほど光るものやスキルがない限り厳しいです。ただし、伸び盛りで有名なベンチャーなどはこの限りではないので、大手にこだわりすぎなければ有名どころに転職できる可能性はあるでしょう。
第二新卒の転職を成功させるコツ
第二新卒の転職を成功させるには、まず自分の気持ちを『転職』で完全に固めること(迷いがない状態にすること)と、あとは情報収集です。
第二新卒は甘い?厳しい?その驚くべき実態
第二新卒は甘い・・・と判断する企業もあれば、他の転職希望者と同じ扱いをしてくれる企業もあれば、第二新卒だからまだ他の企業の影響を受けすぎていないと好むところもあります。
第二新卒の転職を失敗しないために!
転職すると決めたら、とにかく情報収集と数打てば当たるの覚悟が必要です。
モチベーションを維持し、行動的でいつづけること、キャリアアップを目指して転職活動をしている場合を除き、あまり企業規模になどにこだわりすぎずに視野を広く持ち応募していくようにしましょう。
情報収集は積極的に行おう
情報収集をしっかり行うことで、入社後に『なんか違った』というギャップが発生するリスクを減らせますし、応募時の書類作成や志望動機の作成にも役立ちます。
情報収集はネットを活用したり、転職エージェントを活用したりしましょう。
転職エージェントを活用しよう
転職エージェントを活用すると、担当者が間に入り、希望に合った仕事を紹介してくれます。
「第二新卒エージェントNeo」は、その名の通り、第二新卒の転職サポートで、頼りになります。
独自で転職活動をしたいなどのこだわりがある場合を除き、転職エージェントはとても魅力的な存在です。
転職サイトはいろいろありますが、
dodaとマイナビへの登録が基本です。
自己分析はしっかり行おう
自己分析をしっかり行っておけば、第二新卒として転職後に、自分は現在何ができて、将来的にはどうなっていきたいのか・・・といものがわかります。
それをもとに面接でも受け答えや自己アピールができます。
有利だけでなく不利になる場合もある第二新卒だからこそ、自己分析はしっかり行いたいところです。
第二新卒の転職の面接について
第二新卒の面接については、ビジネスマナーがあって当たり前だと思われているので、入室~退室までしっかりと準備しておく必要があります。
正直ビジネスマナーには自信がない、不安だという方は転職エージェントを利用して転職活動をするのがいいでしょう。有名どころの大手転職エージェントはどこも面接サポートや書類添削サポートに対応しています。
『まとめ』第二新卒の転職は目的と情報収集がカギ!
今回の記事では、第二新卒の転職に視点を当てました!
第二新卒は好まれることもあれば、逆に嫌厭されることもあります。第二新卒だから・・・というよりは自分次第な部分が大きいです。
1人で第二新卒の転職活動をしようとすると精神的な負担が大きいと感じる方もいるので、転職エージェントを活用するのもおすすめです。
転職すると決めた場合は、しっかり情報収集して前へ進みましょう!
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