働きたくない。ニートになりたい。そんな風に考えてしまったとき、心の中で「それはいけないことだから頑張らないと」と、悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
現実的にはニートになるのはダメなことという風潮が根強いですが、将来のため自己実現のためにあえてニートを経験してみるという考え方も存在します。
今回の記事では「働きたくない」という気持ちを抱えている方がニートになるなら知っておきたい知識や考え方を中心にご紹介します。
また働きたくないのは今の環境のせいだと感じる方は転職を行う事も一つの選択肢としていれてみましょう。
働きたくない理由が年収が低いという理由であれば、今より年収の高いところに就職しましょう。
ブラック企業で働くのがきついという方は土日休みの残業なしの会社に就職しましょう。
転職サイトはいろいろありますが、
dodaとマイナビへの登録が基本です。
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会社行きたくない…仕事行きたくない。吐き気がする理由。甘えじゃない辞めるべき
目次でざっくりチェック
働きたくない仕事したくない人はニートになってみる。
「働きたくない」「仕事したくない」という方は人生の中で一度ニートを経験してみるのも1つの方法です。
実際にニートになってみると働きたくなって、すぐにニートを卒業する方は実は多いです。
ニートとして過ごす時間は心がリセットされやすいです。
クリーンな視点で物事や仕事について考えられるようになり、将来に向けて物事を考える期間になることもあります。
例えば「永遠にニートでいる」というのは長い目でみるとメリットはないことがほとんどです。
しかし、人生の休暇としての期間を決めたニートなら、むしろ良い結果を生み出す可能性があります。
ニートになる経緯にも色々あります。
もし本当に今、ニートになるなら、よりよい状態で過ごしたり、よりよい将来のためにはどうしたら良いのか確認していきましょう。
どうやらさわやかなニートライフも可能なようです。
海外で旅行でも留学でもない滞在をしてみると視野が広がる
まず、ニートになるにも元手はあったほうが良いです。
貯金0円、財布に数千円という状態でニートになると仮に実家暮らしで衣食住には困らないにしても、できることが非常に限られていてニート生活がだんだんと堕落しやすくなります。
可能であれば最低50万円をニート予算として準備しましょう。
もっといけるなら100万円あるとニートの時間を有意義に昇華しやすいです。
予算を確保した後、過ごす場所を考えましょう。
ニート=実家暮らしのイメージが定番ですが、住居については他にも選択肢があります。
- 貯蓄があるなら一人暮らしもOK
- ドミトリー部屋の格安シェアハウス
- 旅行で転々とする
- 海外に滞在してみる
貯蓄があるなら一人暮らし
貯蓄があり、余裕があるなら一人暮らしを継続するのもありですが、ニート生活は入ってくるお金がない分減らせる出費は減らしたほうが良いのでよく考えて決めましょう。
ドミトリー部屋の格安シェアハウス
最近では全国各地にドミトリー部屋の格安シェアハウスがあります。1部屋に2段ベッドが2つ置いてある感じの部屋もけっこう多く、そのような部屋はとにかく家賃が安いです。東京都内でも3万円前後で光熱費込みで暮らせることもあります。
旅行で転々とする
格安のバックパッカー宿等に泊まり、日本各地を転々としながら過ごすという方法です。
自転車で旅行する方もいますが、アウトドアが不得意なら鈍行を使う旅というのはどうでしょうか。
そこでの出会い等、もしかしたら運命を感じるような特別なことがあるかもしれません。
海外に滞在してみる
海外に滞在するというのは一見難しそうですが、ビザなしでもヨーロッパなら90日間いられる国が多く、アジアの国でも1ヵ月ビザなし滞在できる国がたくさんあります。
海外に旅行ではなく「暮らす」という感覚で滞在して、生活体験してみるのはいかがでしょうか。バーに行ったり、図書館に行ったり。海外の中では自分が「外国人」になるので、新鮮な感覚で新しい視野が広がるかもしれません。
この中でおすすめなのは「海外に滞在してみる」です。
学校に通うでもなく、駐在でもなく、働きに行くでもなく海外に滞在するという選択をする方は少ないです。
ニートとして働かずに過ごすなら、どうせならいつもと違う環境で視野を広げてみるのがおすすめです。
浪人してた
ニートしてた
海外放浪してた
毎日図書館にいた
ネットカフェ難民してた
フリー○○やってた…こういう経験してた人って、人生に「バネ」があるというか、思考がしなやかで強い。
履歴書の「空白」は、もっと評価されるべきだな、と。— 種岡 健/編集者 (@teijikitakubu) 2019年2月26日
東南アジアはリーズナブル
海外でどこに行こうか迷ったとき、日本人にとって魅力的なのは東南アジアです。
東南アジアなら日本人の口に合う食事が多く、生活費もリーズナブルなのだとか。
ニートの限られた予算内でも、生活設計を立てやすいです。
Airbnbを使えばアパートやマンション暮らしが可能
海外に滞在するとしたら国の他、悩むのは「住む場所」ですよね。
さすがにビザなしの滞在だと滞在期間に制限があるので、普通に賃貸物件を借りることは難しいことがほとんどです。
また、下手に契約を結ぶとトラブルになったときに大変です。
ビザなしの滞在なら、普通の個室ホテル・・・は、高いので観光客向けの短期滞在用マンション・アパート、それからドミトリー部屋のユースホステル。
もしくはAirbnbが良いのではないでしょうか。
Airbnbは物件にもよりますが5万円前後で1ヵ月借りられる物件もあるようです。
(できればレビューの評価をみて、高評価な物件なら安心です)
交流したい派にはドミトリー部屋のユースホステルがぴったり。
普通に1人暮らしをしたいならAirbnbがぴったりではないでしょうか。
こうやってみてみると「海外に滞在する」というのは実はとても気軽にできることではないでしょうか。
留学でも旅行でもないけどとりあえず海外に滞在というと、島国の日本ではとても大がかりなことに感じる方が多いようですが、外国人だと、ただひたすら滞在するスタイルで海外に行くことは珍しくないという価値観もあるのだとか。
期間限定ニートという方法もあり
ニート期間どのように過ごすか決めたら、次はニート期間を考えなければいけません。
1か月、3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月、一生。
ニートでいたい期間は様々ですが、期間を決めているならその期間中にすることを丁寧に考えていきましょう。
もし、一生ニートでいたいなら、ニートなりの収入手段を確保しなければいけません。
いわゆる不労収入がこれにあたりますが、不労収入で生活できるようになるには準備期間が非常に大変です。
一見魅力的な不労収入ですが、準備期間中は「普通に働いたほうが楽」だと感じる方も多いのが現実です。
一生ニートとして生活できる状態を目指すのも個人の自由です。
しかし、もし「一生」の理由がシンプルに「働くのが面倒だから」というものだとしたら要注意!
もしかしたら不労収入の準備期間のほうがもっと面倒かもしれません。
一生ニートでいたい方は、一生ニートでいるためにしなければならないことを一旦考えてみて、それでも一生ニートでいたい気持ちが勝るなら動き出し、普通に働くほうが楽だと感じるようなら「期間限定ニート」の道に進むほうがおすすめです。
働いていても、ニートでも、学生でも、ほとんどの人間は「自分の好きな仕事をして好きなように生きたい」と考えています。
中には望んでいない仕事を生活のためにしている方もいるので、その理想を果たせているかどうかは人それぞれですが、大抵の人間の根本には「自分の好きなように生きたい」という欲求(感情、理想)があります。
これからニートになるとしても、この、欲求や気持ちを忘れてはいけません。
欲求は人間の気力の源でもあります。仮に、理想と違う生活だったとしても欲求がある限りは頑張り続けることができます。
気力をなくしてしまうと、楽しいことも楽しみづらくなってしまいます。
ニートになりたい方は「自分のやりたいことをやりたい」という自己実現への欲求が強い傾向にあります。
期間限定ニートでも一生ニートでも、「ニート」という状況を通じて「自分のやりたいことをやるための期間」と、捉えておくと良いのではないでしょうか。
1ヶ月半の転職活動を無事に終え、やっと期間限定ではあるが完全なニートになることができた!暇を!暇を盛大に持て余すの!!とりあえずあと1回出勤があるからそれだけさくっと頑張るーんズイ (ง˘ω˘)วズイ
— み(σ・ω・)σ (@me_yacco) 2019年4月26日
ニートになることで向いている仕事がみつかる?
ニートになることでやりたいことがみつかる可能性はあります。
自己実現について考える時間を持てるからです。
仕事で日常に追われていると、ついつい「やらなければいけないこと」を優先的に考えてしまいます。
また、日本では「仕事をするのが当たり前」という価値観があり、その物差しで考えてしまいやすいです。
働くこと自体が好きでどのような仕事でも頑張れるという方もいますが、適している仕事でやりがいを感じながら働きたいという気持ちを持っている方もいます。
後者に該当する方とっては、ニートになって一旦休むことで本当に自分がしたいことが見つかる可能性があります。というか、ニート期間中に考えるのがおすすめです。
ニート生活を一旦、凝り固まった常識や、固定概念をほぐす薬にしていきましょう。
ただし「前向きさ」と「自己実現への気持ち」を持ち続けないと、逆にもやがかかってしまう可能性もあります。
ニート生活を送ることで、やりたい仕事、進みたい道がみつかるかもしれません。
そのために欠かせないことは、ニートであっても「前向きさ」と「自己実現への気持ち」を忘れないことです。
「絶対に正社員で働かなきゃいけない」は先入観?
海外の先進国では仕事と生活のバランスを重視する考え方を持つ方がたくさんいます。
もちろん、グーグルの社員やゴールドマンサックスの社員等、激務をこなす立場にやりがいを感じて働きまくる方もいますが、家族や友達との時間を重視するために仕事を選ぶ方も珍しくありません。
また、海外には非正規雇用でお金がなくても楽しく充実して暮らしている層もいます。
「正社員になって働くべき」というのは日本では特に根強い考え方ではないでしょうか。グローバルな視点なら、もっと別のものを重視するのも決して悪くはないといえます。
ニート期間に考えること
ニート期間、とりあえず海外に滞在したり、旅行したり、のんびり休んだり。もしくは勉強に時間を使う方もいるかもしれません。
過ごし方は人それぞれですが、自己実現への足掛かりにするためにニート期間中に時間を作って考えたほうが良いことについてもみていきましょう。
働きたくない理由
まずは、自己実現への道の前に、働きたくなかった理由を考えてみましょう。
「会社の人間関係が嫌だった」
「労働自体が嫌だった」
「特に理由はないけどなんだか合わずに辞めてしまった」等。
働かない、ニートの道を選ぶ背景は人それぞれです。
「どうして嫌だったのか」それを知ることにより、自分の中で求めているもの大切なものがわかるかもしれません。
やりたい仕事や興味のある仕事があるか
もし、既にやりたい仕事や興味ある仕事があるなら、それを思いつくまま何個でも書き出してみましょう。
それらの仕事には共通点があるかもしれません。
共通点から「自分が仕事としてやりたいことの範囲」を、見つけていきましょう。
あえて低所得にするという選択肢もある
今回は「ニート」に視点を当てていますが、ニートになる理由に近いところで、あえて低所得にするという選択肢があります。
例えば・・・
絵画を描くことが生きがいで、そのための時間を確保する目的も兼ねて週3日のアルバイトのみ。
月収は10万円に抑え、安いアパートに住むという選択。
これはあくまでも一例として出しましたが、実際世の中にはこのような生活スタイルに近い生活をしている方もいます。
これだけみると、なんとなく、低所得で大変そうというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際のところ生きがいの「絵画を描く」という生活ができていることから当人としては、恵まれていると感じていて、週3日しか勤務をしないことから肉体的精神的な負担も少なくのびのびしています。
また、月収が低いと国民健康保険等が減額となります。
家賃にもよりますが、切り詰めるところを切り詰めれば意外と普通の水準で暮らせることも多いようです。
「低所得」というのはあまり言葉に良いイメージはありませんが、「自己実現」のためにあえてそのような道を選択する方もいるので、「正社員にならないとまずい」と、それ以外の選択肢がないように感じていた方は、このような生活があることを参考にしてみるのはいかがでしょうか。
正直なところ、普通に正社員になるというのは会社次第ではありますが、仕事に慣れて日常に慣れてしまうと実はとても楽な立場になりやすいポジションです。
選択肢は1つではありませんが、正社員もまた良いところがあることも併せて知っておきましょう!
「まとめ」人生は正規・非正規雇用では決まらない
人生は正社員・非正規雇用等、雇用形態では決まりません。
世の中にはまだまだ正社員が一番という風潮があるかもしれませんが、選択肢は幅広いです。
一時的なニート生活からみえてくるものもあるかもしれません。
ニートになるとしても、あくまでも「自己実現」のためのニート期間。それだけは忘れないようにして、一旦休暇を取ってみてはいかがでしょうか。
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