現職より良い環境を目指して行う転職。
最初に入社した会社に生涯勤務するのが当たり前だと考えられていた時代は昔。今では転職があまり珍しくありませんが、中には「人間関係」を中心とした「実際に入社してみないとわからない」ことについて、不安を感じて行動に移せないという方もいるようです。
そこで今回の記事では、怖かったり不安を感じていたりで転職できない方に向けて。考え方や、不安や恐怖心への対処法を中心にご紹介します。
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転職で一番怖いのは人間関係。不安を感じて応募できない人もいる
転職で一番怖がられる項目といえば「人間関係」です。
入社してみないと、通常なかなか内部事情はわからないので「意地悪な先輩がいるかもしれない」「ランチタイム時に仲間に入れてもらえないかもしれない」「上司がパワハラするかもしれない」と、想像が掻き立てられてしまいやすいです。
このような不安を感じている方も多くは、現状もしくは過去に職場で人間関係のトラブルを経験しています。
経験があるからリアルにイメージできてしまいます。
逆に人間関係で一切トラブルを経験したことがない方は、転職先での人間関係のトラブルについては想像しない傾向にあります。
不安を感じることは決して悪いことではありません。
溶け込むにはどうしたら良いのか考えつつ、積極的に行動していけば基本的に大丈夫なはずです。
こればかりは、どの企業に行くかによりますが、世の中温かい人も多いものです。
転職で人間関係をリセットし続けるのもあり
そもそも転職する理由が「人間関係」という方は、給料でも待遇でもなく人間関係が良い職場を求めて転職することが多いです。
勤務時間。1週間で考えるとけっこう長い時間を費やしています。
それだけ人生の中で仕事の時間は長いということでもありますが、人間関係が上手くいかないとそんな長い時間を不満の中で過ごすことになるので、辛いものです。
人間関係が上手くいかなかくなったら、転職でリセットするというのもありです。
社会人になると友達が作りづらくなるといいますが、その理由のほとんどを占めているのが、人間関係の中心が「職場」と「仕事関係」になるからです。
見方を変えれば、大人になって働き始めると自分の意志で環境を変えられる(転職できる)ということなので、転職して自分に合う人間関係を求めていくことは決して悪いことではないはずです。
転職で人間関係を失敗する人と成功する人の違い
転職先で人間関係の構築に失敗する人と成功する人の大きな違いは「モチベーション」×「素直さ」が備わっているかどうかだといえます。
例えばどんなに美形で爽やかでコミュニケーション能力がずば抜けていても、仕事に対して一切モチベーションがなければ・・・第一印象が良いだけであとは嫌われていくはずです。
例えば先輩社員が一生懸命指導しても、やり方を否定してきたり反抗してきたり話半分に聞いていたりすると・・・好かれないはずです。
逆に、仕事に対する熱意があって一生懸命働き、先輩社員の話も素直に聞いてくれるなら人間関係の構築はしやすいはずです。
周りとコミュニケーションを取りつつ教わる姿勢さえ保てれば、基本的に仲良くできるはずです。
それでも仲良くなれなければ・・・その職場は意地悪な人間が集まっているのかもしれません。
転職活動「前」の不安への対処法
転職活動を始める前、「転職したいな~」という気持ちが高まってるものの行動していない段階でも、しょっぱなから不安は登場する可能性があります。
- 現職を辞めて後悔しないかな?
- 新しい会社で人間関係は上手くいくかな?
- 新しい会社で仕事についていけるかな?
中には転職活動を始める前の段階で、不安な気持ちを理由に転職活動を諦めて現職を継続する道を選ぶ方もいます。
もちろん、自分で決めたことならそれは間違いではありませんが、「本当は転職してやりたいことがあるけど不安があるから行動しない」のであれば、それは良いこととはいえないのではないでしょうか。
転職活動「最中」の不安への対処法
転職活動の真っただ中で感じる不安。こちらも多くの方を悩ませるものではありますが、転職活動しちゃったならもう勢いのまま突き進むしかないのではないでしょうか。
「転職活動」ということは、その時点ではまだ退職はしていないはずです。
転職活動をしていることさえ周りにバラさなければ、いざとなったら転職活動自体を辞めて現職を継続する選択もできます。(つまり、まだ逃げ道があります)
不安は誰しも感じるものなので、「みんな感じる感情」と口にして一旦落ち着いてください。そして、もうしばらく転職活動をしてみましょう。
「内定後」入社前の不安への対処法
転職活動の結果、内定を獲得。喜んだのもつかの間、入社後の生活に不安を感じてしまう方もいます。
特に内定が決まって、それまでの仕事の退職申告をした後だと、「やっぱり転職を辞めます」という逃げ道はないので、余計に不安を感じやすい状況になっています。
ここまで来たらもう、行くしかないので入社しちゃいましょう。
「もうやるしかないんだ!!」という気持ちの持ち方にして、入社日までに転職先企業について、該当する業界の情報等を調べたり、専門知識を少し勉強しておいたりすると良いのではないでしょうか。
現職に退職申告をしていないなら内定辞退して残るのもあり?
内定後、不安が強いという状況になり、さらに現職に退職申告はまだしていない(すなわち、逃げ道がある)という状況下なら。内定を辞退して現職に残るのもありかというと、基本的にはよほど強く思いとどまるべきと感じるとき以外は「ナシ」です。
そもそも転職活動を始めたくらいなので、転職したい理由があったはずです。
そしてその理由が一瞬でも、現職を継続する場合よりもメリットがあると感じたから転職活動をしたはずです。
不安により冷静ではなくなっている可能性が高いので、よほど思いとどまる意志がわかない限りはGOするべきではないでしょうか。
転職先への入社日直前「怖くなった」逃げたい!どうするべき?
もっとも不安が高まるのは入社日前日~当日の始業時間です。
転職先に行くのが「怖くなった」「逃げたい」という状況になったら、まずは誰かに気持ちを打ち明けましょう。
家族でも友達でも恋人でもかまいません。
「明日行きたくない」という切り出し方ではなく「明日について不安を感じている」という切り出し方でやんわりと。まずは気持ちを打ち明けましょう。
言葉にして伝えるだけで、自分の頭の中で整理されて落ち着く可能性もあります。
正直、ここまで来たらもう行くしかありません。
口にして、多少周りにかっこ悪い姿をみせても良いのではないでしょうか!何よりも、不安を落ち着かせて出勤することが優先事項です。
ほとんどの方は、初日出勤してしまえば「たいしたことなかった。なんであんなに不安だったんだろう」と、感じます。
怖くてもバックレや辞退は絶対NG!!
入社当日。出勤が怖くても、職場の人間関係が不安でも、ここまで来たら、よほどの事情がない限りは行くしかありません。
実際のところ、正社員では少ないかもしれませんが、例えばアルバイトやパートなら入社当日にバックレるというケースは珍しくない業種もあるようです。
この段階では、社会保険や厚生年金の加入はしていない(ただし、時々入社日前に書類を記入する職場もあるので注意)はずなのでバックレたらバックレたで追いかけてこない可能性があります。
電話連絡を無視したらバックレ成功ということも珍しくありません。
ただし、会社によっては心配して自宅まできたり家族に連絡がいったりすることがあるので(正社員がバックレるとけっこう心配されます)バックレはしないのが一番。体調不良などを理由にでもよいので、連絡はしたほうがよいです。
どうして怖くなる?転職への恐怖の背景
そもそも、どうして転職するとなると「怖い」「不安」という感情が発生しやすいのか、その事情を1つずつ見ていきましょう。
1、人間関係が不安。上手く馴染めなかったら辛いだろうというマイナス思考
人間関係が不安・・・というのは、入社前に多くの「出勤したくない派」の理由で挙がる項目です。
しかし、考えてみてください。
職場へは何のために行くのでしょうか?友達と喋るためでも机を並べて授業を受けたり遊んだりするためでもなく。「仕事をする」ために行きますよね。
仕事と人間関係は切り離して考えましょう。
馴染めなかったからといって。極端な話、新しい職場でいじめられたり不本意な評価を下されたりしても、仕事には基本的に関係ありません。他人の評価によって自分の価値が決まるわけでもありません。
つまり、いってしまえば馴染めなかったからといって、本来仕事とは別の話なので気にしなくて良いです。
・・・と、割り切れる方ばかりではありません。
それでも、馴染めなかったら辛いだろうというのは、自分が作り出したイメージです。
馴染めなくても辛くないという方もいるので、物事は自分の捉え方で変わることがあります。
自分が辛く受け止めてしまう人間だとしても、恐れているのは捉え方で変わる事柄なのだと冷静に受け止め、まずは一歩踏み出しましょう。
そのうえで本当に人間関係のトラブルがあるダメな職場だったら、また考えましょう。
2、初めての環境はわからないことだらけなので怖くなっている
人間関係以前に、初めての職場だから怖くなっているというケースも多いです。
入社して初めて配属部署を歩くという方もいるはずです。中がどうなっているかわからないと人間、見えないからこそどんどん想像力を発揮して、自ら不安を煽ってしまうものです。
こればかりは入社してみないとわからないことです。
確かにダメな職場の可能性はありますが、逆にとても良い職場という可能性だってあります。
3、前職で経験したことが繰り替えされないか不安を感じている
スキルアップ等、前向きな理由から転職活動を始める方はたくさんいますが、人間関係が問題で転職して環境を変えたい・・・というように、環境を変えるために転職を始める方もたくさんいます。
後者の「環境を変えるため~」というのは、職場の雰囲気(実際にそこで働いている人)次第で初めて満足できるかどうかが決まります。
スキルアップや給料アップという理由よりもずっと、事前に明確にわかっているわけではなく、環境や他人が作り出す要素で決まってくるので不安に感じるのは自然なことです。
少なくとも、転職を決意するだけの、変えたい環境を有する職場にずっと長くいても仕方ないです。
転職先がどのようなところなのかわからなくても、それでは前の職場に戻れば良いのかというと、仮に戻れたとしても全然良くないですよね。
とりあえず出勤はしてください。
そこでダメダメだったら、また考えましょう。
転職エージェントなら内定後もケアしてくれるから活用がおすすめ!
転職するのは労働者の権利ですが、入社後の社内の雰囲気や人間関係によってその後の過ごしやすさが大きく変わるということで、不安に繋がりやすいのは事実。
その不安のリスクをできるだけ抑えるためには、転職エージェントを利用しましょう。
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【記事のまとめ】転職を決めたなら前向きに行動しよう!
今回の記事では、転職に「恐怖」や「不安」を感じているけど、転職はしたいという方に向けて、「恐怖」や「不安」との付き合い方や考え方を中心にご紹介しました。
内情を知らないと「恐怖」や「不安」は発生しやすいものですが、誰しも感じるものなので、基本的には対処をしつつ前向きに頑張りましょう!
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